1947-12-01 第1回国会 参議院 鉱工業委員会 第23号
更に又こういうような点があることが却つて三者一体という形において支障を來すのじやないかというようなことですが、これは私は御議論としては承りますが、そういうことになりますと、結局挙國体制といつても、法律があつて、同じ日本人で裁く者と裁かれる者、裁判官と被告人ができる。
更に又こういうような点があることが却つて三者一体という形において支障を來すのじやないかというようなことですが、これは私は御議論としては承りますが、そういうことになりますと、結局挙國体制といつても、法律があつて、同じ日本人で裁く者と裁かれる者、裁判官と被告人ができる。
のみならず、この内閣が成立いたしまする時に四党連立内閣を構想いたしまして、四党連立内閣によりまする挙國体制を建てて行かなければならないということを考へまして、四党の政策協定案というものを発表いたしたのであります。この四党政策は大まかでありまして、大筋であります。大体の方向を定めておるのであります。社会党の考えておりまする方向とも反しない意味における四党政策協定であります。
爾來直ちに組閣に從事いたしまして、現下の情勢に應じ挙國体制による四党連立政権を樹立いたしたいと考えで参つたのでありまするが、目的通り十分の成功を收めることが出來なかつたのでありまするが、ここに成立いたしましたる三党連立現内閣に対しまして、自由党の諸君も閣外にあつて協力せられることと存じまして、深くこれに期待し、拳國危機突破に挙げて向いたいものと考えておる次第であります。
(拍手) 爾来ただちに組閣に從事いたしまして挙國体制によりまする四党連立の政府を樹立したいと考えて、それに努力してまいつたのでありまするが、目的通り十分の成功を收めることができなかつたのでありまするけれども、ここに成立いたしましたる三党連立現内閣に対しましては、自由党の諸君も、閣外にありまして協力せらるることと存じ、深く期待し、挙國危機突破に向いたいものと考えておる次第であります。